iKakashi-1号機なぞのトラブルの調査結果

iKakashi-1号機なぞのトラブルの調査結果

iKakashi-1号機初のトラブルは、3つの原因がありました。現象は、こちら。

  1. 原因:モバイルWiFiルーターで、LAN側の無線LAN接続は正常でしたが、WAN側(インターネット側)との通信ができない問題。NEC社製のAterm MR04LNモバイルWiFiルーターの問題で、モバイルWiFiルーターの電源を入れ直すことにより現象を消すことができます。
    対策:NEC社製Aterm MR04LNモバイルWiFiルーターは、Raspberry Pi側から電源を入れることはできますが、電源を切る切ることができません。富士ソフト社製FS030WモバイルWiFiルーターなら、Raspberry Pi側から電源を入れることも切ることもできます。このモバイルWiFiルーターは、現在iKakashiの仕様に耐えられるかどうかロングランテスト中です。
  2. 原因:WAN側のGlobal IP Addressが変更になったことを検出するプログラムで、エラー処理が十分にされていなかったため、プログラムが途中でエラーになり、処理が中断することがありました。
    対策:プログラムのエラー処理を強化し、処理が中断する発生頻度を下げるように修正を加えました。
  3. 原因:iKakashi-1号機のバッテリーケースには、衣装ケースを流用しましたが、屋外に設置してあるため、紫外線と雨水により、予想以上にプラスチックの劣化が進んでしまいした。雨水による湿気により、太陽電池充電コントローラーが過負荷を検出し、出力電圧を遮断しました。その後の乾燥により、太陽電池充電コントローラーは正常に動作するようになりました。
    対策:バッテリーケースを屋外仕様の防水・防塵ケースに変更すべく、ケース選定をしています。

この写真は、屋外設置から16か月経過したバッテリーケースです。

バッテリーケース-1

バッテリーケース-2

バッテリーケース-3