人感センサーの組み立てと防水性

農家のIoTデバイスiKakashi-1号機では、人感センサーとしてPiRモーションセンサーを使用しています。これは赤外線センサーの一種で、検出範囲内の赤外線に変化・動きがあったときに侵入者として検出できます。PiRモーションセンサーは、白いドーム状のプラスチック製の赤外線レンズで覆われています。このプラスチックは赤外線を透過しますが、その他の多くのプラスチックは赤外線を透過しません。したがいまして、白いドーム状の部分は、ケースの外側に出しておく必要があります。その部分に防水性が必要です。防水にはスーパーX2という接着剤を使用しています。

屋外使用可能な接着剤:スーパーX2、セメダイン

iKakashi-1号機では、本体のケース(タッパーウェア)とは別にPiRモーションセンサー専用のケースを設けました。これにより、侵入者検出の範囲と写真撮影の範囲を独立して設定できると考えていたからです。実際に運用が開始されてからは、この必要性をあまり感じません。iKakashi-2号機を設計するときには、人感センサーは本体ケース内に収めると思います。

PiRモーションセンサー防水性

人感センサーで検出可能は範囲(角度)とPicameraで撮影可能な角度は、同じにするのが望ましいです。人感センサーの方が検出角度が大きい場合、侵入者を検出して写真撮影をしても、だれも写っていない写真になってしまうからです。iKakashi-1号機では、PiRモーションセンサーにフードを付けて検出角度を制限しています。素材は、書類などを入れるための黒のクリアーケースです。

PiRモーションセンサーのフード