防水性

農家のIoTデバイスiKakashi-1号機は、屋外に設置され、雨・風・温度差・紫外線にさらされます。特に電子機器は水に弱いので、防水性を考慮したケース内に電子機器を収納する必要があります。
iKakashi-1号機の本体は、タッパーウェアをケースにしています。タッパーウェアなら電子レンジの中でチンしても大丈夫だし、冷蔵庫の中の使用も問題ありません。さらに、中に入った汁がこぼれないような防水性も持ち合わせています。

タッパーウェア

コスト的にお安すかったのでタッパーウェアを選択しました。また、24時間の防水テストも行ってみました。

防水テスト

結果、防水性には問題がないと判りました。
iKakashi-1号機はモバイルWiFiルーターがタッパーウェアの中に収納されています。モバイルWiFiルーターは携帯電話基地局と電波でデータを送受信しているので、電波を通さない金属製のケースは使用できません。

タッパーウェアの問題点

  • 今回使用したタッパーウェアのフタは透明で平です。わざわざ透明なものを選んだのですが、これが後々不幸の元となりました。iKakashi-1号機では、タッパーウェアの中に赤外線カメラと高輝度白色LEDが実装されています。このため、高輝度白色LEDからの強い光が、透明なフタの板の中を反射にながら通り抜け、赤外線カメラまで到達してしまい、撮影した写真に光が入り込む現象が発生しました。これの対策に非常に苦労しました。
  • ソーラーパネルの屋根の下にiKakashi-1号機が配置されています。日中は日陰になるようにしましたが、紫外線による劣化が心配です。

次回iKakashi-2号機を作るときには、タッパーウェアは使わないと思います。使うのは、タカチ電機工業の防水防塵樹脂ボックスです。屋外使用を目的とした専用のケースです。